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2014年 入荷 外国産 鉱物標本


SOLD OUT1402001
含チタン灰鉄石榴石

Near Sandare, Cercle Nioro do Sahel, Kayes Region, Mali
アフリカのマリ共和国産の灰鉄石榴石でチタンを含むために黒くなっている(別名:メラナイト)。直径40ミリ程度の12面体結晶。
¥2,500/個(ほぼ 完全な結晶)
結晶の一部が欠けているもの ¥1,250/個
在庫数 40個

SOLD OUT
1402002
アクアオーラ水晶

Mt Ida, Arkansas, USA
米国アーカンソー州産の水晶に24金を蒸着したもの。水色をしているのでこの名称がある。
全体の大きさが30㎜前後から40㎜前後の群晶又は単晶。大きさ に応じて¥2,800、¥3,800、¥5,000
在庫数 54個

1402003
モレラ・スモーキークオーツ(Morella Smokey Quartz)

Morella, Victoria, Australia
両錐の煙水晶で堆積岩ノジュールの空隙から産する。ハーキマー水晶と同じように産地名が付けられている水晶で、ハーキマー水晶のスモーキー版と言える。
20~30㎜程度のコロッとした両錐結晶です。¥1,260/個
在庫数 100個以上



SOLD OUT1402004
アカスタ片麻岩

Acasta River, Canada
好評に答えて地球最古の岩石を再び入荷しました。39億6,200万年±3億年前(始生代)の岩石で花崗岩質の片麻岩。地球が誕生したのは46億年前と言 われているが、今のところこれよりも古い岩石は見つかっていません。
25㎜×25㎜前後。¥6,500/個
在庫数 9個

SOLD OUT
1402005
地球最古の鉱物  ジルコン

Jack Hills, Western Australia
44億年前(始生代)に形成された地球最古の鉱物とされている。このジルコンは後の時代に堆積した礫岩に含まれて1㎜以下の粒で発見された。すなわち、地 球最古の岩石であるアカスタ片麻岩が形成されるよりも数億年前にすでにジルコンの結晶が存在していたことを示している。ジルコンは他の鉱物と比べて風化に 強いので残ったと考えられている。
30×30㎜程度 ¥6,500/個 
在庫数 21個
※Jack Hillsは世界中の地質学者がさらに古い鉱物を発見しようと、しのぎを削っている場所です。もちろん鉱山の開発も盛んだが。
※ジルコンがあったと言うことは当時既に地球表面は冷えて花崗岩質の岩石が出現しており、しかもその岩石が風化したと言う事実は44億年前にすでに水が存 在していたことを示していると言う。

1402006
サボテン型石膏

Great Salt Lake, Tooele co., Utah, USA
ユタ州のグレートソルトレークで産する透明石膏で、小さな結晶が集合して鍾乳状になっている。サボテンのように見えるのでこの名称が付けられている。
(A)良品 直径70~80㎜、長さ160~180㎜良品 ¥14,700 
在庫は3個
(B)直径70、高さ100㎜程度 ¥2,500
在庫は17個

1402007
磁鉄鉱立方体結晶

Zinc Corporation of America, #4 Mine, Balmat, New York, USA
磁鉄鉱は普通八面体、十二面体及びそれらの組み合わせの結晶で産出するが、これは大変珍しい立方体結晶。今のところ、世界ではこの産地のみで、滑石や方解 石、絹雲母に囲まれて産出している。二十数年前にある団体の地学研修でこの鉱山を訪問した時に鉱山のマネージャーがこんな珍しいものが産出していると見せ てくれた後、プレゼントとしてくれたので、何人かでジャンケンをして分けたのを思い出す。めったに売りに出されることはないのだが、今回久しぶりに見つけ たので購入した。
1㎜~5㎜程度の立方体結晶。
大きさに応じて1個~数個プラスチックケースにセット。   ¥850/ケース
※余談:この鉱山の一角には掘り出された黄鉄鉱が山積みになっており、好きなだけ持って帰って良いと言われたが、珍しい球状集合の黄鉄鉱を数個拾っただけ でした。トラックがあれば全部持って帰れたのにと今も悔しく思う。

1402008
アタカマ石(Atacamite)

Mt Gunson, South Australia
アタカマ石はチリのアタカマ砂漠で最初に発見されたのでこの地名が鉱物名となっている。和名は緑塩銅鉱。チリの本鉱は母岩の表面に放射状結晶ができている ものが多い。オーストラリアのこの産地では、大変珍しいアタカマ石だけの塊で、表面はイガグリのようにも短い結晶が集合している。めったに市場に出回るこ とがないので世界のコレクターの間では「幻の標本」と呼ばれているが、今回、懇意にしているオーストラリアの業者が久しぶりに手に入ったと連絡をくれたの で早速訪問して購入した。
30×40㎜程度の丸みを帯びた本鉱のみの塊。 ¥3,800/個。
在庫数:55個
大きくてもう少し高い価格のものもあります。

SOLD OUT 1402009
石油入り水晶(中の石油が蛍光)
Balochistan, Pakistan
ヒマラヤ山脈の裾野から産する小さな両錐の水晶で石油やコールタールを含んでいる。長波紫外線(ブラックライト)を照射すると石油の部分が明るく輝くので 簡単に確認できる。外観はハーキマー水晶にそっくりです。
5㎜~20㎜程度。大きさに応じて、1個から複数個を袋にセット。約5g入り。 ¥1,500
在庫数:100セット以上
※石油は肉眼で見ることはできません。紫外線ライトを照射することにより確認できる程度です。値段はそれなりにかなり安くなっています。
尚、かなりの量の石油を含んでいる水晶も見せてくれたが、値段が現実離れしていたので購入を断念した。

1402010
ロシア隕石(Chelyabinsk Meteorite)

Chelyabinskaya, Russia
2013年2月15日午前9時22分に落下した石質隕石で普通コンドライトLL5に分類された。弊社では昨年9月と11月に合計数百個入荷したが、小さな ものは入荷後すぐに売り切れてしまい、ご希望されるお客様にはご迷惑をおかけしております。今回も1,000円台から10,000円以内で販売できるもの を新しく入荷しましたのでご期待下さい。落下後一週間でほとんどの隕石が回収されたので表面には溶けた跡がはっきりと残っており大変新鮮です。
在庫数:200個以上
又、少し大きめですが、かなり低い上空で割れたものは内部が観察可能であるとともに割れ口の長石がわずかに溶けた跡が残っているものもあります。
20万円を超す高額なものもありますのでお問い合わせ下さい。見た目はどれも同じ黒い塊で、価格は重さで決められています。

1402011
マンガン方解石(蛍光鉱物)

Ancash, Peru
微量のマンガンを含むために美しい肌色になっている方解石の塊。長波紫外線(ブラックライトでも可能)を照射すると美しい紅色の蛍光を発する。
¥20/g +消費税
10gよりいろいろな大きさを用意しています。ご希望の方は重量をご指定下さい。それに一番近い大きさのものを送ります。

1402012
モルダバイト AAA品質

前回入荷したものはその品質の良さと買いやすい価格に多くのお客さんからほめていただきました。今回も小さめの良品のみを入荷しました。灰緑色で透明感が あり、かなり深いしわが表面にできているもののみを厳選しています。もちろん割れた破片ではありません。すべての表面に空中で固まった時の特色を備えてい ます。前回よりも品質が良くなり、しかもAAA品質にしては安くなっています。
AAA品質 ¥2,400/g+消費税  AA品質 ¥1,500/g+消費税

1402013
ボレー石(Boleite)

Amelia Mine, Boleo District, Santa Rosalia, Mexico
米国とメキシコの国境からカリフォルニア半島を南下すること800km。カリフォルニア湾岸に面したかつて繁栄を誇ったと思われる町がある。サンタ・ロザ リアは19世紀にフランス人によって建設された町で、近辺の鉱山からは良質な銅を産出し、ヨーロッパの工業発展を支えた。富は全部ヨーロッパに持ち去られ て、お金にならないカスだけが残っているような町だ。
鉱物コレクターの間でこの鉱山が有名になったのはこのボレー石(ボレオ石)やクメンジャイトを産出したことだった。坑道の内部のある地点の5,6メートル の範囲からのみ産したと報告されている。1996年の2月にこの鉱山を訪問した。もちろん目的はボレー石とクメンジャイト、擬ボレー石を採集することだ。
頭が禿げた鳥(ハゲタカ?)が集団で餌をあさっているゴミ捨て場の中の道を10分ほど車で進むと道は行き止まりになり、石膏の破片が至る所に落ちている山 道を徒歩で15分ほどで鉱山跡に着く。屈まなければ歩けないような急斜面の小さな坑道を下におりていくと数分でこれらの石を産したという地点に着いた。坑 道は石膏の中に穴を掘ったという感じで、スカスカで至る所に落盤が見られる。本鉱が密集している場所を見つけようとするがなかなかわからない。
それらしきものを数個採集しただけで、命が惜しいので、さっさと切り上げて、結局は次の日は朝からズリで探すことにした。こちらの方が安全で効率も良い。 白い硫酸鉛鉱の結晶や石膏を見つけるとその表面に濃いブルーの立方体結晶が付いている。これがボレー石だ。もちろん母岩から外れた単結晶も見つかるが、非 常に小さい(1㎜~3㎜)ので探すのが大変だった。特にこの日は風が強く、舞い上がった砂が目に入って痛い。
偶然にもメキシコ人のコレクターが採集に来ており、知り合いになった。これまでに採集したものがあるということで、その日の夜、早速、彼の家を訪問して見 せてもらった。中には10㎜を越すような超大物もあり、100個以上はあると思われる採集物を全部まとめて買ってくれと言う。彼と出会ったことはラッキー だった。これは20年前の話で、この時の標本はすべて売り切れて今は無い。
今回、アメリカ人のコレクター兼標本業者のJack Crawfordさんがたくさん売っているのを見つけた。彼も愛する奥様と一緒に何回も現地を訪問し、自分で採取したものだと言う。値段はそれなりに高 く、大きなものは無かったが、ほとんどを購入した。
ただ、現在、産地はすべてブルドーザーで平坦にされており、完全に絶産になってしまったとのことでした。
尚、ボレー石は鉛、銀、銅、カリウム、塩素を含む水酸の鉱物で見た目は立方体に結晶している。実際には三連貫入双晶らしい。

(A)1~2㎜程度の立方体結晶を3個セット ¥1,500/セット
(B)白い硫酸鉛鉱の表面に1㎜よりも小さな結晶が数個付着。全体の大きさは10㎜程度。¥2,000
(C)3㎜程度の単結晶 ¥4,000/個
(D)最大で3㎜程度の結晶が硫酸鉛鉱の表面に数個付着 ¥4,500/個
(E)4~5㎜程度のシャープな単結晶 ¥15,600/個(少し大きくなると急に高くなる)


SOLD OUT1402014
クメンジャイト(又はキュマンジェ石、Cumengeite)

上記と同じ産地。
ボレー石から銀を取り去った成分だが、産出ははるかに少ない。そのためにボレー石よりは評価が高い。色はボレー石と同じインデイゴブルー だが結晶は角錐形になるので区別できる。

1㎜~3㎜又はその集合で10㎜程度。
価格は大きさ、シャープさに応じて   ¥3,000、¥4,000、¥5,000、¥6,000、¥9,500など
在庫極少

1402015
擬ボレー石(Pseudoboleite)

産地は同上
擬ボレー石と言ってもボレー石の偽物という意味ではありません。Pseudoとは
「似ているが全く違ったもの」と言う意味です。独立した鉱物の名前です。
ボレー石はカリウム、鉛、銀、銅の化合物だが、擬ボレー石はカリウムと銀を含んでいません。結晶も立方体の端の部分が段差になっています。ただ、 ボレー石と比べて産出が極めて珍しく、標本市場に出回ることはほとんどないと思います。

また、残念ながら大きなものはなくて、今回の標本も1㎜以 下、最大でも3㎜程度です。小さくてもルーペで結晶面の段差はよくわかります。
※これまでに発見された最大のものは12㎜で、パリの博物館に展示されているそうです。
(A) 1㎜以下の結晶を数個セット ¥2,800
(B) 2㎜程度の結晶1個  ¥6,000 (在庫は2個)
(C)SOLD OUT 3㎜程度の結晶  1個 ¥12,000 (在庫は2個)

Sold Out1402016
ボレー石の仮晶となっているクリソコーラ

産地は上記と同じ
クリソコーラになぜこんなに高い値段がついているのか不思議に思いながらルーペでのぞくと、空隙に立方体の結晶が見える。Jackはこれはボレー石の結晶 の形を残したままクリソコーラになったのだという。このようなものを一般的に仮晶と言う。
ボレー石の仮晶は大変珍しいと思ったので全部購入した。と言って も全部で7個だけだったが。
(A)2㎜程度の仮晶が集合して全体で10㎜の大きさ ¥850  1個のみ
(B)一辺が6㎜の立方体仮晶 ¥1,250  1個のみ
(C)3㎜程度の立方体仮晶が20㎜の大きさに集合 ¥1,500  2個のみ
(D)空隙に一辺が5㎜の仮晶が4個集合 全体の大きさ 25×35㎜ ¥2,900  1個のみ
(E)表面にぼこぼこした仮晶が無数に集合。立方体はわかりにくい。全体の大きさ 30×50㎜  ¥3,500  1個のみ
(F)空隙に3㎜程度の立方体仮晶が無数に集合 ¥4,800  1個のみ
※上記仮晶のサイズは空隙の中のものは測れないので見た目のサイズです。
※この標本は極めてマニアックなのでご了承下さい。


1402017
スマトラブルーアンバー(蛍光鉱物)
スマトラ島には琥珀やコパルを産出する場所がたくさんあり、そのどれもが長波紫外線でみごとなブルーの蛍光を発する。当然ながら、数千万年前の樹脂の化石 であるアンバーに分類されるものは非常に高価で、時代が浅く化石に変化していないコパルに属するものは安い値段で売られている。見た目にはどちらもよく似 ているので区別がつきにくい。このあたりは専門に販売している業者を信じるしかないが、アンバーはヒビが少なく、心持ち堅い気がする。弊社ではどちらも 扱っているので比べてみるのも面白い。尚、ツーソンにはインドネシアのコパルをアンバーと称して高く売っている業者もかなりいる。彼らも気づいていないの かも知れない。
◎ブルーアンバー(約3,500万年前)の価格:1gあたり¥150~¥750
日光でもブルーに変化するものは高く、赤っぽいものや白い内包物のあるものは安い。
◎コパル(年代不明)の価格:1gあたり¥30前後(蛍光鉱物の観察に最適)

1402018
アナパ石(Anapaite)

Ca2Fe(PO4)2・4H2O
Kertch, Crimea, Ukraine
この鉱物は以前にも入荷したがすぐに売り切れてしまったので再入荷しました。今回は前回のおよそ2倍の大きさの標本です。鉱物はふつう無機物でできるが、 この鉱物は有機物起源と考えられています。いくつかの産地があるがどの産地からも貝の化石と一緒に産出しており、この鉱物の形成には貝が何らかの影響を与 えているのではないかと考えられています。ただ、どのような影響を受けてこの鉱物が形成されたかはわかっていません。褐鉄鉱の空隙や表面に水色の美しい結 晶ができています。
40×50~60×70㎜程度の母岩に5㎜程度の結晶が集合。 価格は全体の大きさ、
結晶の個数に応じて
¥3,200(在庫8個)
¥3,800(在庫8個)
¥4,200(在庫19個)

1402019
内モンゴルのへデンベルグ石入り緑水晶

Huanggangliang Mine, Chifeng, Inner Mongolia, China
内モンゴル産の緑水晶の単結晶。緑色半透明だが、光にかざすと中心部は淡い紫色、錐面は内部にわずかに紫がかったファントムなっている。柱面には平行に微 細な水晶が無数に結晶している。灰緑色の原因はへデンベルグ石(灰鉄輝石)の微細結晶が含まれているため。これまでによく出回っているギリシャの緑水晶に よく似ているが、内部が紫になっているところが違っている。販売者の話では、ひとつの晶洞から産したのみでその後は見つかっていないという。
直径 35~40㎜×長さ90~110㎜程度
値段は¥63,000と¥79,800の二種類あります。
在庫は8個のみ

1402020
カンクリン石(Cancrinite)

French River, Ontario, Canada
名称の由来はロシアの大臣の名前。和名は灰霞石(かいかすみいし)。主にNa, Ca, Alを含む炭酸・アルミナ珪酸塩で、劈開が顕著。本鉱は黄色い塊で見た目は長石に似ているが珪酸分が若干足りないということで準長石に分類されている。比 較的珍しい鉱物です。
50×50㎜前後の塊。 ¥1,950/個
在庫数 35個

1402021
赤鉄鉱(磁鉄鉱の仮晶)

Payun Matru Volcano, Malargue Dept., Mendoza, Argentina
磁鉄鉱の結晶の形を残したまま赤鉄鉱に変化しています。最初に出回ったのは十数年前だったと思うが、相変わらずの人気で、これだけを専門に販売している業 者もいる。相変わらず高値安定が続いているが、時々、セール品に出会うこともある。八面体の結晶の表面に微細な鏡鉄鉱が付着し美しく輝く。大きくてきれい なものは高いので、今回は小さくてきれいなものを厳選した。
値段は¥750(10~15㎜程度のシャープな結晶の集合又は単結晶) と ¥1,250(15~30㎜程度のシャープな結晶集合)があります。

1402022
氷長石を伴う煙水晶

Inyo Mtns, Inyo co., California, USA
白い氷長石(こおりちょうせき、又はひょうちょうせき)の微細な結晶を表面に付着させた煙水晶です。
(A)煙水晶が小指よりも小さな単結晶  ¥420
(B)親指程度および少し小さめの単結晶 ¥550 
(C)親指より一回り大きめの単結晶 ¥750
(D)30×80㎜程度の水晶の表面に真っ白い結晶がたくさん付着 ¥1,100

1402023
鋭錐石(Anatase)

White Mtns, Inyo co., California, USA
群晶する水晶の内部又はその表面又は雲母や氷長石を伴うグライゼン化した部分に黒い不透明な又は透明感のある褐色の先が尖った微細(1㎜~2㎜程度)結晶 が付着。結晶はとても小さいので確認するためにはルーペ又は顕微鏡が必要。
鋭錐石が1個だけの標本から数え切れないくらい多い標本まで、鋭錐石の数と全体の大きさにより ¥350,¥550,¥850、¥1,500など。
※ノルウェー産の大きめの鋭錐石の在庫もありますが、それなりに高いので、今回は小さいが手ごろな価格のものを多数入荷しております。

1402024
方沸石(Analcime)

Silver Peak Mnts, Esmeralda co., Nevada, USA
十二面体のコロッとした結晶が火山岩の表面や空隙に付着。1~2㎜くらいの結晶は透明で無数に集合しており、結晶が4㎜以上になると白色半透明でそれぞれ が離れて付着している。
全体の大きさや本鉱の量に応じて ¥300、¥550、¥950など。

1402025
ウッドハウス石(Woodhouseite)

Champion Mine, Mono co., California, USA
この産地が原産地で大変珍しい鉱物。淡い褐色の立方体結晶(1~2㎜)に見えるが、三方晶系なのでこれは錐面が発達した擬立方体結晶です。もう一つ注目す べき点は燐酸イオンと硫酸イオンが同数となっているので燐酸塩鉱物にも硫酸塩鉱物のどちらに分類しても構わないことです。もっとも、どちらに分類したから と言ってお金が儲かるわけでも、人生観が変わるわけでもありませんが。
小さな水晶の群晶を伴う母岩又は水晶を伴わない岩の表面にグラニュー糖のような形で集合、又は分散している。

全体の大きさが20㎜程度で ¥550 30×30㎜程度で ¥650
40×50㎜程度で ¥1,100
上記よりも一回り大きなもの ¥1,650

1402026
緑簾石(Epidote)

Milanao, North-west Madagascar
幅5㎜×長さ10~20㎜の光沢が強い灰緑色の結晶が無数に集合して塊になっている。
65×65㎜の紙箱に収まる程度の大きさです。個々の結晶は緑簾石としてはかなり大きく、端面の結晶も残っており良質です。 ¥2,500/個
上記よりも一回り大きな集合 ¥4,200/個

1402026
ハックマン石(蛍光鉱物)

Badakhshan, Afganistan
ハックマン石はソーダライトの変種。苦土かんらん石の結晶の間を埋めるように紫色の本鉱が散在又は集合。長波紫外線を照射すると強いオレンジ色の蛍光を発 する。テネブレッセンス(Tenebrescence)と言う紫外線を吸収して変色する現象も顕著です。今回の提供品はシャープな結晶ではなく、苦土かん らん石に伴う塊又はルーズな結晶。ハックマン石の標本としては極めて安く入荷できた。又、母岩のほとんどが苦土かんらん石の結晶集合になっているので苦土 かんらん石(Forsterite)の標本としても通用する。
¥20/g+消費税  20g~100g程度の大きさ。

1402027
ハックマン石(蛍光鉱物)

Mont Saint-Hilaire, Quebec, Canada
この産地のハックマン石は霞石閃長岩の中に青い斑晶で入っているがどちらかと言うと閃長岩よりもハックマン石の占める割合がかなり多い。紫外線ライトを照 射すると見事なほど明るいオレンジ色の蛍光を発するので簡単に見分けられる。今回の標本に関しては変色現象(テネブレセンス)は確認しにくいが蛍光鉱物の すばらしい標本になる。
¥10/g+消費税 20g~200g程度の大きさ

1402028
ウェルネル石(Welneriteヴェルネル石)(蛍光鉱物)

Grenville, Quebec, Canada
見た目は非常に地味な、見栄えのしない塊なのだが、長波紫外線(ブラックライト)を照射するとほとんどの人はその蛍光のみごとさに驚く。大変濃い、黄色の 蛍光を発し、蛍光の強さでは蛍光鉱物のトップクラスと言える。
¥15/g+消費税 10g~100g程度の大きさに割っています。

Sold Out1402029
アホー石の原産地標本

New Cornelia Mine, Ajo, Pima Co., Arizona, USA
1996年にツーソンショーのついでにこの鉱山に立ち寄った。もちろん、原産地であるアホー石の標本を求めて。事務所で入山許可を求めるが、なかなか良い 返事がもらえない。最後の手段として石とは関係ないが日本語の「アホー」の意味を説明すると、みんなで大笑い。「アッホー、アッホー」の合唱の中、簡単に 許可が下りた。アメリカ人は冗談が好きだ。ただし採集は一人2個までの制限がついた。鉱山内でいかなる事故が起こっても鉱山側は責任を負わないという書類 にサインして、ヘルメットを貸してもらう。ポイントまでは徒歩では行けないので、鉱山関係者が運転する車で案内してもらった。案内役の運転手は「用事を思 い出したので2時間後に迎えに来る、今日は鉱山のマネージャーが休暇で休んでいるよ」と目配せしてから、車でどこかに消えた。すなわち、いくらでも採集し て構わないということだった。何と、気が利く運転手なのか。感謝、感謝でした。
茶色の煉瓦のような岩を割って、青緑色の針状結晶の集合をさがすのだが、最初はクリソコーラばかりでなかなか見つからない。それでも目が慣れてくると結構 見つかった。迎えの車が来るまでにアメリカ人、ドイツ人、そして私の6人で段ボール数箱分は採集できた。運転手に心ばかりのチップを渡して、みんなほくほ く顔でその鉱山を去ったが、その産地は今どうなっているか気になるところだ。噂では立ち入りが出来ないとのことだが。

今回、ツーソンで、以前に同行したアメリカ人の息子さんがこの産地のアホー石を販売していたので購入した。全部で12個だったが、とても懐かしい気がし た。
数㎜から30㎜程度の赤茶色の岩の空隙に微細な毛状結晶が付着。品質に応じて¥1,900、¥2,300、¥2,500(直径45㎜のドーム形プラスチッ クケースにいれています。価格は標本の大きさには関係ありません)。


1402030
フリントストーン

Vistula River, Near Sandmier, Poland
フリントとはチャートの一種で、昔は火打ち石や矢じり、石斧などの石器に用いられた。ポーランドのこの産地では世界で唯一、縞状フリントが産出する。玉随 や蛋白石が層になっており、灰色の部分は有機物起源と言われている。大変美しいフリントなのでビーズやペンダントなどのアクセサリーに加工されて、大変人 気がある。今回の提供品はタンブル及び原石です。
(A)タンブル ¥20/g程度(20g~100g程度のペブル)
(B)原石 ¥10/g程度(20g~200g程度の破片)
※縞状模様の美しさに応じて多少の前後があります。


1402032
ゴシュナイト(Goshenite)

Galileia, Minas Gerais, Brazil
緑柱石(Beryl)にはいろいろな色がある。和名だと、赤いものは「赤緑柱石」黄色だと「黄緑柱石」青だと「青緑柱石」となり何となくおかしな名称にな る。英語ではべリルと言うのでそれぞれ「レッドべリル」、「ゴールデンべリル又はヘリオドール」「アクアマリン」や「エメラルド」と呼び名に違和感はな い。ゴシュナイトも透明な緑柱石で、なんとか和名を付ければ「無色透明緑柱石」になるのかも知れない。
この標本は結晶ではなくて破片。小指の先の半分くらいから人差し指の先くらいの大きさ。大きさに応じて¥800,¥1,000、¥1,400、¥1, 650、¥2,200、¥2,520などがあります。


1402033
ゴシュナイト(Goshenite)

Erongo Mtns, Erongo, Namibia
ナミビアのエロンゴから産出するべリルで色がついていないものはゴシュナイトに分類されている。黒い鉄電気石を伴っており、端面が平らな柱状結晶になって いる。
(A)直径20㎜×長さ10㎜程度のほぼ完全な結晶 ¥2,400
(B)上記よりも少し小さめ又は小さな結晶が複数個集合 ¥1,800


1402034
忍石(しのぶいし)

産地:Solnhofen, Byern, Germany
産地のゾルンホーフェンと言えばジュラ紀の石灰岩がそびえ立ち、その中から始祖鳥の化石が見つかったことは有名。いろいろな動物や植物の化石以外に、この 地の石灰岩に染みこんでできている二酸化マンガンの模様も世界的に知られている。昔はコケの化石だと思われていたらしい。その模様がシノブグサに似ている ことから和名は「忍石」と名付けられた。英語ではDendriteと言い、ギリシャ語のdendron(樹を意味する)からきている。樹形石とも言う。
かなり前にフランスの山小屋に泊まったときにそこの壁が忍石で作ってあったのを見て、石材にも利用されているのだなと思ったこともあったが、最近では産出 が減ったのか、標本としてもあまり見かけなくなっています。

(A)30×40㎜程度の大きさの石灰岩にできた模様。ビニールパック入り。模様の大きさや見た目の美しさに応じて ¥630、¥850
(B)上記と同じ大きさでプラスチックケースにセット ¥950

1402035
ダトー石(Datolite)
Charcas, San Luis Potosi, Mexico
1991年の年末にソビエト連邦が解体し、ロシア連邦が成立した。米ソ冷戦が終わり、多くのロシアの鉱物業者がアメリカに標本を売りに来るようになった。 ツーソンショーで初めて見たダルネゴルスク産のダトー石の巨大結晶は感動ものでした。それまで島田市千葉山の1、2㎜のダトー石しか見たことがなかったの で、こんなに大きな(と言っても2,3㎝だったが)結晶があるのかと目を丸くしたものだった。早速購入して日本で販売すると、数千円から数万円する標本が 飛ぶように売れた古き良き時代。今は同じような標本を2000円で売ってもだれも見向きもしない。(実際にはそんな値段で仕入れることは出来ないが)。今 回は、メキシコ産のダトー石を提供。巨晶とまではいかないがそれでも20㎜程度のわずかに黄色味を帯びた結晶がついている。ダトー石としてはかなり良い方 です。そして、何よりもうれしいのは値段が非常に安いことです。
(A)15×20㎜程度の結晶 ¥750
(B)10㎜から20㎜程度の結晶が集合、全体の大きさは40×40㎜程度。
¥1,650

1402036
ヘソナイトガーネット

産地:Laietto, Condove, Susa Valley, Torino Province, Piemonte, Italy
イタリアは石灰岩が広く分布しており火山も多いので熱変成を受けた石灰岩(スカルン)中にできる美しい鉱物が多い。その一つがこの灰バン石榴石(グロシュ ラー)です。オレンジ色透明感のあるものはヘソナイトと呼ばれて宝石にもなっている。ただこの産地のものは研磨できるほど大きなものはなく、2~3㎜の結 晶が集合しているものが多い。
全体の大きさが25×30㎜程度。それよりも大きなものもあれば小さなものもあります。

¥1,400均一

1402037
ベスブ石

産地は同上
映画「ボンベイ最後の日」でも有名なベスビア火山の噴出物(石灰岩捕獲溶岩)の中から最初に発見されたので「ベスビアナイト」と名付けられた。この標本は ベスビア火山のものではないが、同じイタリア産のものです。濃い灰緑色の透明感のある5㎜程度の結晶が多数集合。
全体の大きさは25×30㎜程度。それよ りも大きなものもあれば小さなものもあります。¥1,400均一
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